自分に合った家庭用脱毛器を選ぶには?

最近はサロンや医療クリニックで脱毛してもらうのが特別なことではなくなり、テレビでも有名タレントを起用したコマーシャルがやたらに流れています。

ただ費用もかなりかかりますし、何年間も施術に通わなければならないということで、二の足を踏んでいる人が少なくないはずです。

そんな人にとってありがたいのが家庭用脱毛器。プロの脱毛に近い効果が得られるということで、ムダ毛の悩みを抱えている女性をターゲットに多数の機種が発売されています。

ただ、決して安い商品ではありませんし、あまりに種類が多すぎてどれを買えばいいのか迷ってしまうでしょう。

そこで、家庭用脱毛器に興味がある人のために、その選び方を中心に細かく解説していこうと思います。

家庭用脱毛器とはどういうものか?

家庭用脱毛器
ムダ毛を自己処理する場合、以前は毛抜き、カミソリ、脱毛テープ、除毛クリーム、ワックスなどの簡単なツールを用いるしか、方法がありませんでした。

これらはいずれも手軽で便利ではありますが、肌や毛穴へ負担をかけ、長い期間に渡って用い続けていると、くすみ、肌荒れ、黒ずみ(色素沈着)ばかりでなく、埋没毛や毛嚢炎といった深刻な症状を引き起こす可能性が高くなります。

肌や毛穴を大事にしたい人は、ムダ毛処理のプロのいるサロンや医療クリニックで脱毛してもらうわけですが、何しろ終わるまでに数ヶ月〜数年も通う必要があるので、途中でうんざりしてしまう人も少なくありません。また全身脱毛だと、その契約料などの総費用も軽く10万円を越えます。

家庭用脱毛器の発売は、そういう人たちにとって朗報でした。なにしろ、脱毛サロンや医療クリニックと同じ方法でムダ毛を処理しますから(特別なライトで毛根だけにダメージを与えます)、肌や毛穴への刺激は毛抜・カミソリとは違って軽くですみます。

肌トラブルの不安もなく、家庭でムダ毛処理できるというのは以前では考えられないことで、あっという間に家庭用脱毛器がベストセラーとなったのも、これまで脱毛で苦労している人がそれだけ多かったからでしょう。

値段に関しても、わざわざサロンや医療クリニックへ施術に通うよりもリーズナブルですみます。ただ、そうはいっても格安の機種でも2万円ぐらいはしますから、いざ買うということになると慎重にならざるを得ません。

以下に述べる情報をしっかり把握して、自分の目的・予算に合ったものを選ぶようにして下さい。

家庭用脱毛器を買う時はどんな点に注意すべきか?

どんな点に注意すべきか?
家庭用脱毛器は、家電として特殊なものです。「値段が安かったから」「デザインが気に入ったから」といった理由で購入してしまうと、後悔するケースが多いようです。

家庭用脱毛器選びで失敗しないためのコツをいくつか挙げてみます——

使い勝手は優れているか?

ネットで家庭用脱毛器の感想を調べると、

「『脱毛効果が抜群』と聞いたので買いました。ところが使ってみると、持ち手の部分が重すぎて手が疲れてしまいます」

「照射面積がすごく狭くて、1回の処理に時間がかかって大変です」

「動作音が予想以上に大きいので、夜中には使えません」

などの口コミが見つかります。これらのように「使用感が悪い」という理由から、せっかく高いお金を出して買ったのにいつの間にか押し入れに入れっぱなしになった、という人もいるようです。

こんなことにならないために、照射面積、最大出力レベル、連射機能に関しては買う前に必ず調べるようにしましょう。
また、大きな家電店が近くにあるならお目当ての製品を直接触ってみて、その重さなどを確かめた方が無難です。

コストパフォーマンスはいいか?

家庭用脱毛器を買う時によく聞くのは、本体価格だけに注意して付属品の維持費を確認し忘れ、失敗してしまうパターン。

家庭用脱毛器は2万円台という安価なものから、10万円以上の高級機種までいろいろそろっていますが、使っていくたびに目減りするカートリッジ等のコストを忘れてはいけません。

購入する前に、本体価格・プラス・ランニングコストが一体いくらなのか、しっかりとチェックしましょう。

脱毛効果を確認しておく

サロンと医療クリニックでは脱毛方式が違いますが、家庭用脱毛器でも商品によって異なる方式が使われています。現在メインとなっているのは、フラッシュ脱毛方式、レーザー脱毛方式、超音波脱毛方式といったところですが、それぞれ長所・短所があります。

脱毛対象となる部位やどういう効果を期待するのかは各自によって違いますから、それぞれの方式について得意なこと・不得意なことを確認しておいた方がいいでしょう。

また、「敏感な部位(顔、デリケートゾーン)にも使えるか」「打ち漏れなく処理できるか」などの細かいポイントも、なるべくチェックしておくべきです。

以上、使用感、コスパ、脱毛効果という3つの要素はしっかり押さえておいてください。

家庭用脱毛器の良いところと悪いところ

良いところと悪いところ

家庭用脱毛器の良いところ

・時間と関係なく、手の空いたときに好きなパーツを脱毛できる
・サロンや医療クリニックと契約する必要がなく、かかる総額も安い
・出力レベルを自分の肌の具合に応じて調節できるため、痛みも軽くてすむ

家庭用脱毛器の悪いところ

・家電としては価格が高い上、付属の消耗品をずっと買い続ける必要がある
・海外の製品には日本人の肌に向いていないものがあり、安全性にも問題がある
・サロンや医療クリニックの施術に比べると、脱毛効果が劣る
・見えにくかったり手が届きにくい部位に関しては、他人に手伝ってもらわないといけない
・もし使用の結果、火傷や炎症などのトラブルが起こっても、自己責任になってしまう

家庭用脱毛器で永久脱毛はできる?

上述したように、家庭用脱毛器の脱毛方法はサロンやクリニックのマシンと同じものです。

両方とも毛根の発毛器官に損傷を与える特殊な光を照射するわけですが、火傷などのトラブルが起きないように照射出力が制限されているので、現時点では永久脱毛は不可能です。

なお、勘違いしている人が多いのですが、サロンでの脱毛というのは正確には「抑毛」です。
したがって数年経ってくると、施術部位からムダ毛が再び生えてきます。

永久脱毛の処置をしたいなら、レーザー脱毛をやっている医療クリニックに行きましょう。

家庭用脱毛器の脱毛方式にはどんなものがある?

脱毛方式にはどんなものがある?
家庭用脱毛器で用いられている脱毛方式には、以下のようなものがあります——

フラッシュ式

こちらはサロンで使われるマシンと同じ方式になっています。IPLという特殊なライトを肌に直接当て、毛乳頭、毛母細胞などの発毛器官にダメージを与えて脱毛します。

フラッシュ式の大きなメリットは、他の方式より照射口が広いこと。つまり1回で照射可能な面積が広く、ショット数が少なくてもすばやくムダ毛処理が可能ということです。時間と費用が省けるため、全身脱毛などの広範囲での処理にピッタリです。

また照射出力が比較的小さく、肌が異常に熱くなることもないため、処理時の痛みもかなり軽微ですみます。

完全な脱毛までに日数がかかるところが欠点ですが、それでも1年ほどすれば自己処理がいらないほど毛が少なくなります。

レーザー式

指や顔の一部のような狭い部位を脱毛したいという場合、レーザー式が最適です。

レーザー式脱毛器は、医療クリニックのマシンと同じ仕組みです。肌に当てられたレーザーライトが、IPLと同じように肌を素通りしてムダ毛に含まれるメラニンに反応。熱へ変化して毛根の発毛機能に大きな損傷を与えます。

狭い照射口のせいで光の威力が一箇所に集中するため、フラッシュ式よりも脱毛効果が高くなります。

そのために脱毛完了までの日数も短縮され、照射を2週間に1回のペースでおこなえば、3ヶ月くらいで効果があらわれてきます。

ただ足のようにムダ毛が広い範囲に渡っている場合、1回あたりの照射には時間がかかり、打ち漏れも生じやすくなります。

また、欠点として厄介なのが、照射時の痛みです。ネットでも「予想以上に痛かった」「照射する時はドキドキしてしまう」といった感想が目立ち、痛みがイヤという人は大変かもしれません。
特にVIOのように肌が薄いパーツでは、出力に注意を払う必要があります。

また、レーザー光がホクロ、シミ、日焼けといった色の濃い場所に反応して熱を生じる場合があります。火傷を負う可能性もあるので、それらの箇所への照射はやめて下さい。

高周波(超音波)式

高周波脱毛器は先端がピンセットのような形をしていて、そこにムダ毛を挟んで脱毛します。つまり光は使わないということ。そこがフラッシュ式やレーザー式と違います。

高周波の作用によってムダ毛が抜けていくため、毛穴に刺激を与えずに脱毛ができます。
ただ1本ずつの処理になりますから、広い範囲を脱毛したい時は手間がかかります。

脱毛はなるべく短時間でやりたいという人は、フラッシュ式かレーザー式の方がいいでしょう。

なお、上に記した方式とは種類が違うのですが「サーミコン(熱線)式」「ローラー式」の脱毛器についても解説しておきます。

サーミコン式脱毛器は、サーミコン(熱線)というもので熱を発生させ、ムダ毛を処理します。肌の表面から出ている部分を処理するだけで、毛根はそのままです。

ただ毛先が丸くなるため、カミソリで毛を剃った時のチクチクが苦手な人には助かるでしょう。

最後に「ローラー式」ですが、肌にローラーヘッドを滑らせてムダ毛を挟み、そのまま抜く、といういたって単純な方法を取っています。

毛抜と同じ方法ですが、一気に広範囲を処理できるところがメリットです。
もちろん肌や毛穴に負担をかけることになるため、あまりおすすめはできません。

家庭用脱毛器の価格について

価格について
家庭用脱毛器の価格は、いくらくらいでしょうか?

サイトをチェックし、主要な家庭用脱毛器の価格をまとめてみました——

ノーノーヘア…¥12,800

エピレタ…¥17,800

センスエピX…¥29,800

ラヴィ(lavie)…¥39,800

トリア…¥54,800

ローワン…¥54,800

フィリップス…¥66,880

2PSクリスタル…¥69,800

ケノン…¥69,800

ダブルエピ…¥81,000

レイボーテグランデ…¥108,000

こうして見てみると価格はバラエティに富んでいて、2万以下から10万円以上のものまでそろっています。

脱毛方法はほとんどフラッシュ式ですが、トリアだけがレーザー式、そしてノーノーヘアはサーミコン式です。

上で述べたように、購入時には消耗品の価格を考慮する必要があります。
本体価格&消耗品のランニングコストがいくらぐらいになるか、自分でしっかりとチェックしておきましょう。
その数値を比較することで、初めて本当の価格の違いが分かります。

たとえば上に挙げた機種のうち、特に人気のある4つについて、そのランニングコストをまとめてみると——

・ケノン
ワンショットの値段…約0.15円
照射面積…9.25平方センチ

・ラヴィ(lavie)オールインワンセット
ワンショットの値段…約0.2円
照射面積…7.4平方センチ

・トリア
ワンショットの値段…約0.06円
照射面積…1平方センチ

・センスエピX
ワンショットの値段…約0.09円
照射面積…2.7平方センチ

となります。

この数値を見て、「ワンショットの値段差なんて大したことない」と考える人がいるかもしれません。しかし脱毛器は、効果をあげるために2週間ごとに使い続ける必要があります。つまり、ワンショットならわずかな額でも、度々使用することでそのコストは予想以上にかかってしまうのです。

また、案外確認する人が少ないのが「照射範囲」です。1回の照射範囲が大きいとそれだけショット数は減りますから、その分コストは少なくてすみます。

トリアなどはレーザー式ということで、狭い範囲にしか光を当てられません。
フラッシュ式のケノンやラヴィと比較すると、照射面積は半分以下になってしまいます。

脱毛部位が広い場合、各機種のワンショットの値段と照射面積がどれくらいか、よく調べておきましょう。その上でなるべく安価なものを選んで下さい。

以上、家庭用脱毛器の選び方について色々と説明してみました。いかがだったでしょうか?

上で述べてきたように、家庭用脱毛器はその採用している方式によって効果や用途が違ってきます。
また本体の価格だけでなく、消耗品のランニングコストをあらかじめチェックしておくことも重要です。

このページを見ながら自分の予算と目的に合った機種を選び、お得な脱毛生活を送って下さい。